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成績不振児童 並びに 学習障碍児(LD)への指導

当会の家庭教師先でよくあるケース
 まず初めに、大切なお子さんが学習障碍や広汎性発達障碍等の各種障碍になったことについて、御両親様はもちろん場合によって祖父母様まで自分たちに原因があるのではないかと深くお悩みになることが多く見受けられます。代表者の私も事実そうでありました。
 しかし子どもがこのような障碍になったのは誰のせいでもありません。心身の障碍の発露を予測し制御するのは現代の医学においても非常に困難なことなのです。原因としては遺伝的素因・ごく一部で各種疾病による後遺症・服薬による後遺症等が言われておりますが、多くの場合、直接の原因は特定できていないのが現状であります。
 従いまして、私たち家族も含め大人は、お子様の今できる範囲で、将来一番良い方策は何なのか?考えていくことが一番大切だと思い、家庭教師八転九起の会のスタッフ一同は本日も指導にあたります。

具体的な事例

1 英語のアルファベットが覚えられない。
同じような動機付けを与え、同学年程度の漢字や数学の問題を教えるも、英語に関しては全く理解できない。あるいは理解することを諦めるか、英語という英語まさに全てを放棄してしまっている。

2 相手の考えが分からない。分かろうとしない。さらに問題から逸脱する。
問 かさこ地蔵で、お地蔵さんが爺さんの家にお米などを持って行った理由を書きなさい

例 僕はお地蔵さんじゃないので分かりませんよ!(その通りだ)
例 ゑぇっ!!マジで!!そんなことあったんすか!!(読んでいない)
例 お地蔵さんの家にお米が余っていたんじゃないからですか。(余剰米ですね)
例 傘返すがてら、うなぎパイでも持っていけばイイんじゃね(なるほど。ごもっともだ)
例 うちの学校で○●ちゃんの傘が盗まれてね・・・(以下略)・・・(なるほど。なるほど。そりゃ大変だね。でさぁ学校の事件は分かったから、ソロソロこの問題を解いてよ)

うーん。この手の珍答・名答は数知れず。残念ながら、うちの生徒どもに本当に多いね。頭ごなしに叱らずに、一緒になって寄り添って考えてあげる指導が大切です。

3 おおよそ数が計算・勘定できない。
●130円の自動販売機で、缶ジュースを1000円で何本買うことができるか?
●君がもっている妖怪ウオッチのコミック本を2冊買うとすると、いくらぐらい欲しいか?
小学生低学年なら、まだしも、中学生で20本とか、5000円とか吹っ飛んだ回答を出してしまう。或は、あてずっぽうで適当な回答を出す。諦めてしまう。

4 見当違いも甚だしい回答を出す。
 数学の問題だが、静岡君のクラスは30人います。月曜日の欠席者が3人でした。月曜日の休んだ人を基準に人数書くと下記の通りになった
月曜日 ±0人  火曜日 +3人 水曜日 ―3人 木曜日 +5人 金曜日 ―2人
問    一番多く休んだ人がでたのは、何曜日ですか?

答え
 土曜日・日曜日(学校が無いから)
 月曜日 誰も来ていないから(0という数字で判断して??)(月曜日は振替休日?)
 休日(そりゃあ、学校休校日は休みだね休み。そもそも欠席扱いにならないんですが・)
    児童本人としては、出された問題を真面目に考えた結果であり、頭ごなしに説諭しても効果がありません。このような回答を出す児童は、問題文を変に拡大解釈、あるいは独自な解釈を基準に回答してしまう傾向があります。

5 ショートタームメモリー(記憶力の問題)
かてきょー:今日、学校でやってきたことを教えて?
生徒   :うーんと・英語でしょ数学に・・全部言えずに、不明なこともある
かてきょー:じゃあ、英語は何やった?
生徒   :・・・(分からない)黙秘権行使中
かてきょー:教科書開くか。さてさて教科書のどこいら?
生徒   :・・・(分からない)黙秘権行使中

 児童本人は授業中寝ていたり、友達と回覧板を廻したり、あるいはエスケープして近隣の公園にいたり、ラノベを読んでいたという訳ではありません。
 しっかり授業を受けております。だから頭ごなしに叱っても本人が辛くなるだけです。例えば、今日食べた給食の中身が分からない、あるいは思い出すまでやけに時間がかかるなど、記憶面に問題がある児童も見うけられます。

6 知っておくべきことが覚えていない
かてきょー:○○さんの席の後ろはだれが座っているの?聞けばいいじゃないか?
生徒   :女の子
かてきょー:ふーん。なおさら聞きやすいじゃないか?なんて名前の女の子なの?
生徒   :えっ・・・知らない
かてきょー:席替えを最近したの?
生徒   :えっ!今学期まだ1度もしてないに

別に、この児童はいじめにあっているとか、交友関係が構築できにくい疾患とか性格ではありません。覚えなきゃいけないものを覚えていないのです。極端なケースでは担任の先生の苗字を夏休み直前まで知らなかった子もいます。この児童の場合、先生の住んでいる市町村名とか載っている車を知っておりましたが・・・名前を覚える方が大切だと思うのですが・・・。どうも覚える順番づけができていない子もいます。

7 急がなくても良いのに何故か急ぐ。急ぎすぎる。
本人の性格もあるのでしょうが、50分テストを30分でやるのです。それはテストを早くやりこなすことは悪いことではありませんが、そもそも問題をしっかり読まないのです。当然、国語や英語長文では本文をしっかり読んでいません。慌てなくてもいいのに解答を書き散らかすから間違えるのです。
 ともかく落ち着いて問題文を読むことの大切さ。問われている問題を読むことの大切さ。そんな基本中の基本から丁寧に指導してまいります。

こうした児童でも当会のプロ家庭教師は対応可能です。
 児童本人の特性に見合った個別のカリキュラムを作成し、プロ家庭教師ならではの、社会生活で困らないような、より実践的なテーマを元に、やる気を促進し指導します。

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